再帰反射インク「アートブライトカラー」はシルクスクリーン印刷用インクです。ラインナップは【水性HTタイプ：ポリエステル・綿の繊維製品、木材等への印刷】、【油性HBタイプ：ナイロンの繊維製品、紙材、ABS、ポリカーボネート等への印刷】、【油性PSタイプ：塩化ビニール、アクリル、ポリスチレン等への印刷】の3種類を用意しています。印刷する対象物を参考にお選び下さい。

アートブライトカラーの油性HBタイプとPSタイプの違いは、対応している印刷対象素材が異なることが大きな特徴です。HBタイプはナイロンの繊維製品、紙材、ABS、ポリカーボネート等への印刷に対応し、PSタイプは塩化ビニル、アクリル、ポリスチレン等への印刷に対応しています。表面加工が施されている素材によっては接着性など良くない可能性もありますので、事前にテストなどを行ってご確認いただくことをお勧めいたします。

若干白い材料が含まれるため完全に透明ではありませんがクリヤーという色があります。詳細はお問い合わせください。

インクはシルクスクリーン用のインクで水性タイプと油性タイプがあります。塗料は水性塗料で屋外構造物にハケ・ローラーで塗装します。スプレーは鋼材や樹脂、木材等へ長期耐久性を求めず簡単に簡易的に反射塗装するための製品になります。どの程度の品質及び反射性能、耐候性、耐久性が必要かによって対象となる製品が異なります。反射性能は製品・色によって異なります。ブラックについては黒色に反射を付ける為、特殊な材料を使用していますのでその分高価になっています。

アートブライトカラーのスクリーンメッシュですが通常はポリエステル紗を使用しております。メッシュについては80～135メッシュが推奨です。135メッシュ以上のメッシュになるとインクの目詰まり等が発生する懸念が有りますのでご注意ください。

スクリーン印刷用途であれば、アートブライトカラーのシルバー色をお勧めいたします。
DIY的なご使用であれば、再帰性反射スプレーピカラのシルバー色をお勧めいたします。外観はシルバー色で再帰性反射もしますが、ラメが入っているので、仕上がった時にラメの鱗片感が出て、かなり質感の違ったものになります。

弊社のインクは比重の高いガラスビーズや蓄光材料を含みますが、商品によってその含有割合が異なるために比重が異なります。

アートブライトカラー油性HBタイプを使用するにはHB用の架橋剤と希釈溶剤が必要になります。アートブライトカラー油性HBタイプに対し架橋剤は１.５～３％、希釈溶剤は５％程度添加して使用いたします。

衣料用途では、シルクスクリーン印刷用インクとして再帰性反射インク　アートブライトカラー、蓄光反射インク　ルミナイト、そしてNINJAINKが相当します。
またスプレータイプとして再帰性反射スプレーピカラのテキスタイル用があります。

エナメル素材の表面は塩ビもしくはポリウレタンかと思われます。接着性が良いと思われるのはアートブライトカラーの油性HBタイプ（専用の架橋剤及び希釈溶剤が必要）になります。そのほか懸念事項としては印刷後の熱処理ですが、推奨は80～120℃×3分を推奨していますが、塩ビ素材は60℃程度で変形しやすいので上限50℃前後の低温で長くかけて頂いたほうが良いでしょう。

プリント塗布量は柄や印刷物、印刷条件にもよりますが、目安として150～200g/㎡程度となります。

綿素材に油性HBタイプの印刷自体は可能ですが、水性HTタイプと比べ風合いは固い傾向になり、色合いも若干異なり、接着強度や反射性能も劣る傾向となりますので、水性HTタイプの方がお勧めです。（表面の滑らかさ、ざらつきに関しては同等程度です）

紙への印刷については、水性タイプのインクで、弾きやにじみ、基材の膨らみが出る可能性や接着不良を起こす可能性が有りますので、アートブライトカラー油性HBタイプ（2液）をお勧めいたします。ただし、紙材でも表面加工によってはうまく印刷できない場合もありますので事前にテスト頂いたほうが良いでしょう。

再帰性反射インクアートブライトカラー油性PSタイプをお勧めいたします。希釈溶剤P91にて塗りやすいインクの硬さに希釈使用いただいて、印刷するのが良いかと思います。

水中で溶けない反射塗料という事ですが、塗料としてはブライトコートという再帰反射性水性塗料を錆止め塗装した上に塗装することが良いのではないかと思います。
水中での反射という事でしたら全天候型のATタイプがおすすめですが、どのように反射するかは環境条件（水中光源からの反射、もしくは空気中から水中にある塗装物の反射など）にもよりますので、詳細についてはお問い合わせください。

ブライトコートATタイプはNタイプで使用しているガラスビーズを減らし、雨などの水などが表面についた状態でも反射するガラスビーズを加えた塗料です。ATタイプの通常時の反射輝度は塗装方法や基材にもよりますが10 cd/lux/m2程度となります。但し、ATタイプの雨天時の反射性能はブライトコートNタイプの反射程強くなく、雨水を透過して光って見える状態となります。

いいえ。ブライトコートATタイプをお求めの場合は、お問い合わせフォームからご連絡ください。

再帰性反射塗料のブライトコートNタイプまたはATタイプのホワイトをお勧めいたします。雨に濡れるような場所の施工は表面が濡れても反射するATタイプがお勧めで、そうでない場所であればNタイプがお勧めです。（但し、濡れていない状態の反射性能はNタイプの方が高いです）

1.5㎡に必要な塗料はブライトコート用下塗り剤0.6kg（標準塗布量0.4kg/㎡）ブライトコートNタイプホワイト0.75kg（標準塗布量0.5kg/㎡）ブライトコート用上塗り剤セラコートP0.09kg（標準塗布量0.06kg/㎡）。また、アスファルト面に塗布されるのでアスファルト用のプライマーを用意して、下地処理（ゴミの除去、ケレン作業）⇒アスファルト用プライマー⇒下塗り剤⇒ブライトコートNホワイト2回塗り⇒上塗り（セラコートP）塗装の順で行って頂いたほうが良いと思います。特にプライマー無しでの塗装は短期間での塗膜の剥離を起こします。ただ、申し訳ありませんがアスファルト用プライマーは弊社でも取り扱っておりますが一斗缶（16kg）単位での販売になります。実際に必要な量は0.2kg/㎡未満ですので0.3kgもあれば十分と予想されます。別途準備していただければと思います。

ブライトコートのガラスビーズ径は50～100μ程度となります。塗装ガンの口径の推奨は1.5㎜以上となります。また、ガラスビーズの比重が高いためガラスビーズが沈降堆積しやすいため塗装ガンの容器の塗料をこまめによく攪拌しながら塗装することをお勧めします。

塗料（再帰反射性塗料ブライトコート）は水性塗料ですのでエアスプレーで塗布する場合、希釈は水を10％程度添加してご使用ください。スプレーの口径は1.5ｍｍ程度を推奨しています。それより口径の小さいスプレーを使用しますと詰りが生じたりする可能性が高いのでご注意ください。

再帰反射性塗料ブライトコートはABS、スチロール、ポリ塩化ビニル樹脂への塗布自体は可能ですが、接着性良く塗装するといった点においてはそれぞれの素材に応じたプライマー塗布をした上に塗布頂くことをお勧めします。

弊社ECサイトにてご購入いただけます。法人様で1 kg以上の大容量でご購入されたい方は、別途お見積り致しますので、問い合わせフォームから御相談ください。

NINJAインクはオフセット印刷で印刷できるインクではありません。シルクスクリーン印刷用のインクとなっています。

白/レッドは外観色が白で反射光がレッドに見えて反射します。反射光のレッドを青よりの赤や黄色よりの赤の様にすることは白/レッドに白/ブルーに白/イエローを若干（ほんのわずかに）足すことで調整可能です。

クリアファイルはPPで作られている事が多いですが、前処理加工が施されたPPであればNINJA INK油性POHが推奨インクとなります。未処理という事でしたら接着が良くない可能性が高いです。実際に被印刷素材でテストされる事をお勧めします。

ルミナイトの推奨メッシュですが80～100メッシュ推奨です。150メッシュ以上ですとメッシュが細かすぎて蓄光材料が通らない物が多く紗に詰まるため、150メッシュでは印刷することは難しいかと思います。

蓄光のみのルミナイト（GW及びBW）に比べて、反射蓄光のルミナイト（RGW及びRBW）は反射を付与した関係で蓄光材料の含有量が少なくなっています。蓄光材料は非常に高価なため蓄光のみの方が価格は高くなります。蓄光性能については蓄光のみのルミナイトGW及びBWの方が強いです。

ルミナイトの色は通常時は淡白色から淡黄色（蛍光灯の光や太陽光などの紫外線を吸収することで淡黄色よりに変化）になります。とくに初期発光の強いGWの方が淡黄色になりやすく、また、印刷厚みが厚くなるにつれて濃くなります。

革へのルミナイトの印刷ですが、ウレタンなどの合成皮革ですと印刷可能です。天然皮革になりますと色々種類が有ることと、表面に油脂分が有るかもしれませんので印刷は難しいかもしれません。

ルミナイトGWをノズル径0.3mmのエアーブラシでの吐出についてですが、ルミナイトGW中には最大0.06mm程度の粒子が含まれております。また、インク中の粒子がくっつき合う可能性も含めますとノズル径0.3mm程度ではつまりが生じる可能性は全くないといえません。希釈については、水で問題ありません。

ベースインクホワイトは200g入り2,618円（税込）にて販売しております。

暗い色地の生地の場合は蓄光インクに白色を混ぜるのではなく、蓄光インクを印刷する前に白色の隠蔽インクを印刷をしたうえで蓄光インクを重ねて印刷すると蓄光インクの色及び蓄光の発光が良くなります。弊社ショッピングサイトにてベースインクホワイトを販売していますので、隠蔽が必要な場合はお買い求め下さい。
蓄光インクに他の色のインクを混ぜますと蓄光性能が減少及び消失することが起こりますのでお勧めいたしません。

ルミナイトはシルクスクリーン印刷に使用するインクですのでシルクスクリーン型を用いて印刷できますが、その他の方法としてインク粘度を少量の水で調整し、筆塗りなどで塗布することもできます。若干の樹脂特有のにおいがありますので、換気の良い場所で作業をお願いします。乾燥時間に関しては、本製品は通常繊維製品への印刷を対象としておりまして洗濯耐久性や摩擦堅牢度を持たすため自然乾燥後に160～175℃×3分の熱処理を行うように推奨しています。蓄光シートのインクジェットで印刷できるタイプは蓄光シートＣ250で溶剤系のプリンターで印刷可能です。弊社でも印刷対応致します。

反射カラースプレーのピカラはエアゾールスプレーの為、残念ながら海外発送は出来ません。

ルミナイトの塗布量ですが、吹き付け方によって多少ばらつきは出ますが、約0.2 ㎡/1本を目安にして頂ければと思います。

ピカラを塗布し、洗濯した際についてですが、塗付する素材やその表面処理にもよりますが、ポリエステルや綿においては数回程度の洗濯によってほとんど脱落することはありませんが、10回や20回などの洗濯回数が増えるにつれ、塗付した反射皮膜が脱落する可能性はあります。また、撥水などの表面処理などされている場合は取れやすいのでご注意ください。

スプレー（ピカラ広告看板用）はトップコートを行うと反射性能がなくなる傾向がありますのでご注意ください。

再帰性反射という光を当てると光源へ反射して光る現象で光って見えますので光源付近が光って見える状態になります。また、この光るチョークは強力に反射するものではなく、チョークで書いたものが光って見える様な認識を良くするものなので、主にコンクリートに書いたものをカメラのストロボを当てて撮影するとチョークの書き跡がはっきりと写真内に残るものになっております。また、鉄板にかけるかという点ですが、平滑でなく凹凸のある鉄板であればかけると思います。

デッキブラシ等でこすりながら洗浄すれば消すことはできます。

同一面積であれば6.8ｍｍの方が反射性能は高いということでありますが、実際はロープの太さが6.8ｍｍと10㎜であるため1本のロープを設置するという状態においてはほぼ同等程度の反射性能になります。

簡単な方法として、切断したい個所を中心にビニールテープなどのテープを巻き付けはさみでカットしてください。ビニールテープをある程度の幅で巻き付ければほつれ難くなります。

黄色部分のみ反射糸が撚りこんであります。